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2022-07-29

反省&反省、最後は感謝【パールレース2022 チームBartolome Raceレポート】

前回の記事でORCクラス優勝のThetis-4の児玉理事のコメントをご紹介しましたが、今回は森村理事のBartolomeチームが誇るイケメンボースンの冨田さんからレースレポートが届きました。真面目に書いてもボケてしまう大阪人気質をぜひお楽しみください。

文・写真:Bartolome 冨田昭博氏


Bartolomeチームメンバー、向かって左から吉富愛さん、渡邉修作さん、森村オーナー、冨田さん

今回のメンバーは、メルボルン大阪2018経験者のオーナー森村さんはじめ、正crewでお父さんがメルサカ第1回目参加の御曹司、修ちゃんこと渡邉さん、大手海運会社の本船乗りで学生時代はシングル日本一周を成し遂げた愛ちゃんこと吉富さん、そして私、単なるサラリーマンサンデーセイラーのとみちゃんこと冨田の精鋭3名+1名の計4名で参加。

ワッチは、ダブルハンドパターンもあったが、強風の予報が出ていたため3名ワッチを採用し、6時間ワッチ、2時間オフを4人で回した。

スタート前のBartolomeチーム(コミッティーの岩瀬氏撮影:パールレース GOのアルバム1からダウンロード)

さあ、いよいよスタート、上側本部艇付近2列目にポジション取りをするも風がなくなりなかなかスタートが切れず、30分制限の5分前、逆カウントダウンをし始めたころに神風が入り危うくのところでDNSとならずにレースに参加できた。

ホッとするのも束の間、仮想WPを目指しバルトロメ号苦手の上りの微風レグ(>_<)

出遅れたこともあり、他艇とは逆の沖出しを試みるも・・・「反省1:レース後に得た情報では、陸側に追い潮があり、潮に乗りプロパーを走るが正解だったとか」事前の情報収集の大切さを痛感した。

仮想WPを通過するものの微風が続き、艇速0knotになる場面もあり。沖か陸か迷走する中、他艇の動向を確認すると、バルトロメよりも後ろスタートだった超沖出しの某艇がSOG8Knotも出し沖をグングン走っている!「反省2:後から得た情報によると、沖に潮の変わり目が有り、強い追い潮だったとか」

ようやくダウンウィンドが入り始め、御NEWのジェネカーが活躍し始める!艇速5、6、7knotと一喜一憂しながらの心地良いセーリングの時間は長く続かず、更に風速が上がり、20knotオーバーの風が入り始め、ジェネカーダウンの判断をする場面!が、しかし出遅れ分を少しでも取り戻そうと欲をかき、もうちょい突っ込もうと判断する・・・「反省3:案の定、気象予報通り25knotオーバーの風が入り始めジェネカー限界、ここはフルクルーの4名で何とかかんとかジェネカーダウンしたものの、新調したばかりのジェネカーが破損」基本の基、欲をかかず早目の早めの判断と行動が大切!

更に更に風が上がり、外洋らしいウネリも高まり、MAX風速40knot、艇速12.8knotをマーク!

競い合っていた同じOHYC所属のカリプソ号に追いつき前を横切ったものの・・・「反省4:後でトラッカーで確認するとジャイブポイントを誤っていて抜き返されてしまった」

夜明けの「波と富士山」

利島回航に向け夜明けとともに、葛飾北斎のような「波と富士山」を拝めていると、思いもよらぬトラブル続出、GPSの調子が悪くなり、ソーラー発電も稼働していない、充電残量時間3時間を切っている!航海計器など現代のヨットにとって電源の喪失は致命的、発電の為のエンジン始動を試みるもヒールとウネリで直ぐにエアー噛みでエンジンストップ!利島を回航し束の間のブランケで風とウネリが少し収まり、エアー噛みを解消し、充電開始!

いよいよラストレグ、大島を横目に江ノ島迄かっ飛ばしたい所だがジェネカー破損で使えない中、ダウンウィンドを走り抜けるしかない。折角かわした後続艇にも追いつかれつつなんとかフィニッシュを迎えることができた。

今回のレースはとにかく反省点が多く、ダウンウィンドレースの要であるジェネカーの破損をはじめ、故障やトラブルも目立ったレースだったが、無事ゴールでき外洋らしいウネリとサーフィングも味わえ、クルーの皆んな助け合い切磋琢磨できた経験自体に最後は感謝すると共に、今回の反省を次に繋げたいと誓うレースであった。

Bartolomeの航跡

後書き

クルーの修ちゃんのお父さんが陸で迎えていただき、実家でお母さんの美味しい手料理をご馳走になりつつ、ご自身のメルサカ第1回参加の経験談やこれまでのセーリング人生談を聞かせていただいた事も、今回のパールレースの収穫であった事を付け加えておきたい。

ありがとうございました。合掌

反省&反省、最後は感謝。

Bartolome 冨田昭博

【Bartolome 第63回パールレース成績:IRC総合成績33位、Cクラス8位】


編集後記

ホームポートである大阪北港ヨットクラブ(OHYC)の良く知る仲間であり、メルボルン大阪カップに出場する為、大阪北港からミクロネシア諸島までデリバリークルーとして同乗させていただいた思い入れのあるヨットですので、冨田さんのリズミカルな文章も相まって情景を生き生きと浮かべながら楽しんで読ませていただきました。

Bartolomeは、JOSAの協力艇として大阪湾ダブルハンド200マイルトライアルなどにご協力をいただき、冨田さんや吉富さんも参加されています。関西方面の活動をこれからも担っていっていただきますので、これからも何卒よろしくお願いいたします。[JOSA広報・事務局 堀内]

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