12月24日付 森村氏レポート
ポナペ島へ入港された森村氏よりレポート第3弾が届きました!
お元気そうです!
ブログへ頂いたコメントは森村氏へお送りしています。
皆様からの応援コメント、ぜひお待ちしております!
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メルボルン大阪レース2018
航海報告Leg 2(2017/12/9-2017/12/22 )
報告その2
回航メンバー:森村 表 堀内
12月9日に父島を離れいきなり40Ktに吹かれてヒーヒー言ったあとは、浸水イベントで大いに盛り上がり徐々にカームダウンしてきた12月12日。
風は20 ktにまで落ち「おーいけるける!問題なーし!北田さん言ってたけど20Ktまではそよ風かもしれんなー」などと不埒なことを思い始めてるとやっぱりバチが当たりました。
約7キロのベーコン類、なめたけ、梅干しなどを腹に抱えたまま、冷蔵庫さんがお逝きになられました。
赤道を越えるのに冷蔵庫がないのはつらいなと、テスターで電流の具合調べたり配線つなぎ変えたり、3時間ほどいろいろ蘇生術を施しましたが、彼は生き返ることなくしだいに冷たく、いや暖かくなり、ただの箱になっていきました。
合掌。
その後は、ベーコンの封を切って匂いを確認してから料理に回すという日々が、続く、続く、続く。。。
12月14日ワッチオフの深夜、トイレに行く夢を見て目がさめると強烈な腹痛と便意。
4日間ほど便秘していたが、これほどひどい便秘は初めて。
30度ほど前のめりに傾いた船内トイレで必死に両手両足を踏ん張りトイレに座ること約1時間。すでに別人格を持ち始めていた私のおしりさんは「これは絶対無理!絶対出せまへん!無理!ムリ!」。一方、おなかさんは「それは出してもらわなあきまへんで!こっちも絶対無理!ムリ!」と容赦なく蠕動を繰り返す。間に挟まれた私は、お互い無理難題を押し付けるクライアントとコントラクターの間でウロウロするできの悪いオーガナイザーに成り下がってました。
途中で意識を失いそうになりましたが、消化器外科医の経験を生かしなんとか問題解決!
「排便管理はとても大事なことですよ。」などと偉そうに言ってた自分がうらめしい。
40Kt吹かれた時より何より一番しんどい経験でした。
みなさん、「排便管理は本当に大事です。」
その後はしだいに風、波とも落ち着き出しそれなりに順調な航海。
行けども行けども空と海の世界。そのほかは何もなく、かつ全てがある世界。
気象チェック、夜間航海前のミーティングなどのルーチンワークを日々こなし、12月22日サンゴ礁をすり抜け無事ポナペに入港。
約半日かかって入国手続きを終え2週間ぶりに陸に上陸。
サポートしていただいているOHYC杉山さん、ポナペ在住の秋永さんらに出迎えていただきました。
本当にお世話になりました。
この場を借りて感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
しばしの休息の後、12月27日には次の寄港先オーストラリアのブリスベンを目指してポンペイを出港予定です。赤道を越え南に帆走ったらほんとにオーストラリアに当たるかな?
目的はメルサカ完走。
まだまだ始まったばかり。
がんばるでー!
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