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Log【RDR 2018】

[現地レポート]ツール・ド・ブルターニュ・アラヴォワル2019(Tour de Bretagne à la voile 2019)

皆さん、こんにちは。

Saint-Malo在住のJORAサポーターMiyukiさんから現地レポートが届きました。

昨年JORAでもメディア班として取り上げたルート・デュ・ラム(La Route du Rhum-Destination Guadeloupe)のスタート地であるSaint-Maloではツール・ド・ブルターニュ・アラヴォワル2019(Tour de Bretagne à la voile 2019)のスタートとして盛り上がっています。

このレースはワンデザインのフォイリング艇「フィガロ3(ベネトウ(Beneteau))」で争われており、セーラー、そしてチームの練度を競う非常にコンペティティブなレースでもあります。

それではスタート前の現地レポートをご覧ください。

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「ツール・ド・ブルターニュ・アラヴォワル2019(Tour de Bretagne à la voile 2019)」

レポート:Miyuki

フランス人にとって第3番目の人気避暑地であるフランス北西部のサン・マロ 。夏も終わり、9月にはいり閑散としていたのも束の間、先週末はかなりの観光客で賑わいました。

サン・マロは、2018年11月に貴帆で北田氏が初の日本人として参加し完走したルート・デュ・ラム(La Route du Rhum-Destination Guadeloupe)の出発地点です。

サン・マロの旧市街地(アントラミュロス)の前に停泊するデュオ37艇

サン・マロの旧市街地(アントラミュロス)の前に停泊するデュオ37艇

そのサン・マロに、9月7日ツール・ド・ブルターニュ・アラヴォワル2019(Tour de Bretagne à la voile 2019)に参加しているデュオ(ダブルハンド)37艇が、次々と入ってきました。 サン・マロは、第一中継地点です。 レースは、同日サン・ケ・ポートリユから始まりました。

9月のサン・マロは日中でも15度とかなり涼しいのですが、晴天に恵まれました。

ここに昨年は、貴帆がいました!懐かしいです。

ここに昨年は、貴帆がいました!懐かしいです。

翌日9月8日、15時には次のレース出発地点へ移動開始。出発は、いつもワクワクします。

レースは、 これから3箇所に寄港しながらブルターニュ半島の海を一周して9月14日にゴールであるトリニテ・シュール・メールに到着予定です。

公式HPは こちら からご覧いただけます。

https://tourdebretagnealavoile.com/fr/

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【著者紹介】

モルドバン・ミユキさん

現在Saint-Maloにお住まい。
日本で社内通訳翻訳歴10年(日英)。在仏9年。
現在web作成関連に従事。趣味はパイプオルガン演奏。
JORAメンバーがSaint-Malo方面で活動する際にサポートして頂いています。

Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信No.2

皆さんこんにちは!
陸上班清水がお伝えいたします。

10月24日(水)に陸上チームのパトリッツィアさんと清水はRDRレースヴィレッジ見学とチーム貴帆の応援に駆けつけてくださったJORA会員の伊藤さんと共に陸路でサン・マロへ移動。貴帆の回航で一足先に到着していた北田氏、ジャンコーチ、JORA広報担当堀内さんと合流いたしました!

3日ぶりのお二人!

レース運営からの事前通知で24日までにレース参加艇&スキッパーはサン・マロ入りが必要とのことで既に参加スキッパーが勢揃いかと思いきや、直前の変更。スキッパーは26日まで到着すれば良いとの連絡が…
(「フランスモードだね。」と笑う北田氏でした。)

現地時間の10月24日(水)14h00からはレースヴィレッジが一般公開されており、すでに大勢の訪問者で溢れRDR一色のサン・マロ市内に圧倒されつつも、まずはチーム貴帆の集合を祝い夕食を!

順調に進む準備に、ジャンコーチをはじめ貴帆スタッフを労う北田氏。
とてもリラックスした様子です。
応援に駆けつけた伊藤さんからは特製「おいなりさん」の差し入れをいただきました。

好物の「おいなりさん」に大満足の北田氏

左:伊藤さんと記念の1枚

これから盛り上がるレースヴィレッジの様子を続々とお伝えしていければと思います!
ぜひお楽しみに!!

JORA広報堀内のフランス滞在通信 Vol.2 Lorient(ロリアン)編

こんにちは!広報担当堀内です。

前回のパリ編に続いて、JORA活動のホームポートであるロリアン編をお送りします。

Hi, Hiroshi Horiuchi here. Following the previous article in Paris, I’m pleased to present a report from Lorient, the home port for JORA activity.

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Route du Rhum 公式会見の後、櫻田さんが予約してくれたレストランでの食事までの2時間半ほどの間に足早にパリ観光をすることにした。
観光つってもパリに来た事を自慢するインスタ映えの為のようなもん。とりあえずエッフェル塔と凱旋門には行っとく?みたいな。

凱旋門に着いた時には17時半。あ、やばい。集合時間18:30やったっけ?と大急ぎでモンパルナス駅近くのホテルまで引き返した。凱旋門からホテルまでGoogle Mapsの徒歩予測到達時間は1時間半でちょっと間に合わない距離。その予測を超えたるで!とひたすら歩く、歩く。なんとか3分前に着いてハアハア言いながら到着。それじゃあ出発しよか〜とまた通り過ぎて来たモンパルナス駅まで向かう。やぁ、モンパルナス、今日3回目やね。

 

大阪の串カツ屋でパリに支店を出している「凡」で会食。「二度づけ禁止」やないオサレな串カツを堪能した。
お酒も入り大先輩方のヨット談義を聞きながら、長旅と街歩きも重なってホテルに戻ると泥のように眠った。

翌朝いよいよベースキャンプのロリアンに向かう為、またまたモンパルナス駅へ。これから何度も来ることになるからヨロシクね!北田さんとPatriziaさんとTGVに乗り込みロリアンへ。

公式会見の記事について打ち合わせしながら3時間ほどで到着。先ずは初ロリアンということで北田さんに記念写真を撮ってもらった。

とりあえず荷物を部屋に置いて、貴帆のホームポートLa Base(ラ・バーズ)に向かった。
北田さんから直々説明を受けながらのLa Base見学。フランスオーシャンレース界のレジェンド、エリック・タバルリーのモザイク肖像画。近くに寄ると複数人の顔が重なって描かれていることがわかってめっちゃカッコいい。

そしてLa Base名物潜水艦の前で記念撮影。ロリアンは第二次世界大戦時ドイツ軍Uボートの基地だった為、徹底的に破壊されたので街は新しい。現在この基地は最新鋭ヨットのドックになっているそう。歴史遺産を有効利用するリノベーションは参考になる。子供時代にファーストガンダムの洗礼を受けた世代としては、こういうのスゲーワクワクする。そしていよいよ貴帆が係留しているポンツーンへ。IMOCA60とか普通に置いてあるのに桟橋にロックがないのにはビビった。北田さん曰く盗難にあったことがほとんどないらしい。これは日本ではちょっと見られへん光景やなぁと思う。

ロリアンは通信機器やドライフーズなどオーシャンレースに必要なものは何でも手に入るという。Route du Rhumに参加する艇が並び、完全にオーシャンレースに特化したマリーナなんやなと感心する。春のサンドリンハム・ヨットクラブ(SYC )、そして今回のLa Base。いや〜ほんますごい経験させてもろてます。
船内と倉庫などこれからの仕事場になるところ一通り見学して今日のミッションは終了。改めて宿に戻った。

 

さて、改めて合宿所とも言えるスマートアパートへ。ここがこれから約1ヶ月お世話になる部屋だ。冷蔵庫にキッチンが付いていて買い置きして自炊ができる。キーは暗証番号を押すとドアが開くシステム。一通り写真を撮って奥さんに報告。安心してもらうのも大事な仕事。

今後JORAの活動に参加される方たちもここを利用することになるので気付いた点を。

  • ヨーロッパ仕様のプラグは必須。
  • スマートアパートのwifiは弱い。サイト閲覧程度は問題ないが仕事したい場合は別のポケットwifiかキャリアの海外パケットを利用した方が良い。
  • 共同の洗濯機があり部屋干しをするので洗濯バサミとハンガーを持って来ると便利。
  • バスルームはシャンプー兼用ボディーソープがあるだけなので、気になる人はシャンプーセットを持って来ると良い。
  • アミニティセットはないので洗顔歯磨き関係は持参すると良い。
  • スリッパ持参した方が良い。
  • 食器やレンジはある。食材や調味料、日常雑貨は近所のスーパーで買えるので上記は現地調達も可能。

こんなところです。ご参考にどうぞ。

一通り落ち着いてから北田さん行きつけのなんちゃって寿司屋に連れて行っていただき、これからレーススタートまでの作戦会議。明日はいよいよ楽しみな貴帆体験乗船だ。

 

 

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[English version supported by Ian MacWilliams]

After the official presentation of the Route du Rhum, I had a time to look around the city of Paris. I decided to go to the Eiffel Tower and the Arc de Triomphe de l’Etoile before dinner. I had to be back at 18:30 but as I arrived at The Ark it was already17:30. So I returned back quickly on foot, arriving back to hotel just in time but pretty tired. We went to a Kushi-Katsu restaurant where the owner was from Osaka. It was an elegant and we had a good time. I drank one glass of beer – and fell into a deep sleep!!

The following day, Kitada San, Patrizia and I went on the TGV from the Montparnasse station to Lorient, the home port of KiHO. It was about 3-hour-trip. We left the baggage in the hotel room and went to the marina.

La Base is a historical place of World War 2. It was a U boat base of the German navy. Since the war much of the city has been rebuilt because it was almost destroyed at that time. I took a photo in front of the Submarine and looked around the marina. Unusually they don’t lock the gates here in spite of many luxury boats like IMOCA 60 mooring on pontoon. I took a look at the mosaic art of Erick Tabarly, the legend of French ocean sailors. It was cool. I checked KIHO and the garage where we would work.

We went back to our apartment in Lorient where we’ll be staying for a month. It has a small kitchen and fridge so I can cook to help save money. I took some photos of the room just to let my wife know I am OK.

Here’s a few tips for those that’ll be visiting to help with JORA’s activities:
• You need to bring power plugs for France.
• Wifi is a bit weak. You’d be best to find an alternative.
• Best to bring some Clothes hangers
• Best to bring hair care set if its important.
• Bring toothpaste and toothbrush
• Best to bring your slippers.
• You can buy some food and tools at the supermarket nearby.

At the end of the day we went to a Sushi restaurant and had a meeting. I’m keen to sail on KIHO the next day.

JORA広報堀内のフランス滞在通信 Vol.1 パリ編

こんにちは!陸上班の堀内です。

北田さんからせっかく長期間フランスにいるんだから、個人レポート書けば?ということで、主観の入りまくった日記風レポートをお送りいたします。

【英訳サポート:Ian MacWilliams氏】

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9月26日羽田空港国際線出発ロビー。前日中国から帰国し、ゆっくりする暇もなく大阪から移動して来た為、出発までそれほど時間はない。事務局の清水さんを待たせているのでかなり焦った。

北田さんのレース用荷物を預かり一緒にチェックインカウンターへ。清水さん、ギリギリになってほんますんません。

初めての羽田空港国際線ターミナル。さすがレイアウトとか洗練されとるの〜と思いながらとりあえず早足にゲートへ向かった。ていうか、広いね羽田。

Parisへ向けてフライト

Fly me to Paris!
Air France@羽田空港

行き先はParis。

20年前、僕はバックパッカーとしてフランスW杯で母国優勝の歓喜に湧くパリの街を歩いていた。

奇しくもフランスが2度目のW杯を制覇した今年、二度目のパリに向かう。この奇跡に近い偶然を引き寄せたのか、引き寄せられたのか。

20代当時は流行りの自分探し(笑)のつもりで見聞を広めたくてヨーロッパをうろうろしていたけれど、40過ぎのオッサンになった今回の目的は、JORA スタッフとして11月4日スタートのRoute du Rhum(以下RDR)に参加する北田さん(貴帆)のレース前準備のサポートとメディア発信レポート。

今後JORAスタッフとして、ホームポートであるLorient (ロリアン)での活動の把握、資材確認等の業務把握。

そして何よりも自分がClass 40に体験乗船して将来レースに参戦できるのか、その可能性を確認する非常に内容の濃いものになるはずだ。

20年の月日を重ねて来て、結婚して社会的責任は増えたけれど、気持ちはあの頃とあまり変わらない。たぶん死ぬまでドキドキするようなアホなことをやり続けるんやろう。

そして12時間フライトの後は、いきなりパリで行われるRDRの公式会見。なんか特派員みたいやね。

CDG空港に着いて直ぐに合流先のホテルに移動。

前乗りしていた北田さん、そして現地通訳フランススタッフのパトリッツィアさんとブリュッセルから朝一駆け付けていただいたヨーロッパスタッフの櫻田さん、そしてタイトなスケジュールの中予定を割いていただいた矢部カメラマンとの挨拶もそこそこに、会場のradiofranceへタクシーで向かった。

rediofrance in Paris

セーヌ川沿いのradiofrance

公式会見の様子は、先日レポートしたので割愛するけど、本当に来て良かったと思う。

「フランスに来るの、10月になってからで良いよ」と事前に北田さんに言われたけれど、「可能であれば参加させてください」とお願いした。

ソロ(シングルハンド)で大西洋横断レースをするなんて、フルクルーのインショアレースばかりして来た自分からすれば本当に想像を超えた世界。

今年春に行われたBartolome森村さんのメルボルン大阪CUP(以下メルサカ)チャレンジのサポートメンバーとして昨年末デリバリークルーで参加し、そこで外洋の素晴らしさに目覚めた。まさに人生をリセットする海洋旅だった。

そしてそのデリバリーがきっかけでメディアディレクターのIanさんに声をかけてもらって、英語が話せるのでOsaka Cupオフィシャルメディアの日本語翻訳スタッフとしてチームに入れてもらえた。

それを可能にしてくれたGeorgeさんとIanさんには本当に感謝しています。メルボルンでの日々がこの機会を引き寄せてくれたのかも知れません。有難うございます。

それから我がホームクラブであり、フィニッシュ側ホストである大阪北港ヨットクラブ(OHYC)のスタッフとして、両方の立場からレースに深く関わる事で、5,500マイルをダブルハンドでセーリングしたコンペティター達はもちろんのこと、その家族と友人達、そして素晴らしいコミッティーチームに日々触れる中、真の意味で人生を充実して生きている人たちへの尊敬と、いつか自分も同じ挑戦者になりたいという思いを強くした。

アントニオ猪木ではないけれど、バカになりきった人は強くて魅力的だ。

 

そして今回のRDR。「JORA スタッフとして一緒にやりませんか?」と声を掛けてくれた北田さんの挑戦を間近で体験できる。しかも今度はソロ。

森村さんの紹介とはいえ、何の実績もない自分にこの様な得難い経験をする機会を与えてくれた北田さん、チームの一員として迎え入れてくれたJORA の皆さんには感謝しかない。期待に応えられるよう頑張ります。

そして、こんなある意味クレイジーな行動を容認してくれる家族に心から感謝したい。僕はほんまに幸せもんです。

でもその感謝を忘れた時が、この幸運で有難い状況が霧散してしまう時だと十分にわかってる。

これからここフランスで過ごす約1ヶ月間は、自分の中でのターニングポイントになると思う。

そんな自分がこの場にいることの意味と感謝を噛み締めながら、夢の実現に向けて誇らしげに立つステージ上のセーラー達を見ていた。

RDRに挑むセーラー達

RDRに挑むセーラー達

北田さんを含め、彼らが直面している高揚感、プレッシャーは全く想像できない。そんな簡単なもんやない。それだけは理解できる。

メルサカでも感じたけれど、コミッティーメンバーは歴代レースのコンペティター達だった。彼らレース経験者が掛ける言葉の重み、説得力は絶大で、現コンペティター達からの信頼と尊敬、友情は言葉にはできない程だった。

そこには確かに見えないバトンの受け渡し、もしくは心の中の義兄弟の杯を交わすみたいなものがあったと感じている。”Welcome to our sailing community!”

メルボルンと大阪で受けたこの感銘は、同じように絶対に次の世代に受け継ぐべきものだ。

40代という決して若くはない年齢で(ヨット界ではまだまだ若手やけど)自分が与えられた役割は何か。それはルーター(接続媒体)になることやと思ってる。

北田さんがヨーロッパの外洋ソロ・ダブルハンドレースで培って来た経験とノウハウを自分が理解し、次の若い挑戦者達に伝えていくことがそれに当たる。

でも一人でできることなんてたかが知れているから、これからはもっと多くの賛同してくれる仲間達を増やして行きたい。

それが大きくなり、日本のヨット界を盛り上げる一助となるんなら、それは最高に素敵なミッションになるだろう。ライフワーク見つけたかも。

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初回の個人レポートなのでえらい肩に力が入った文章になったけど、次回からはもうちょっとこなれていければと思います。

下手くそなオッサンワナビーの戯言と軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。次回はLorient(ロリアン)編です。よろしくどうぞ。

 

[English version supported by Ian MacWilliams]

Hi, Hiroshi Horiuchi here. As a member of the JORA staff, I’ll be reporting regularly on our activities in France and as suggested by Kitada San, this will present as a type of diary.

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I departed Haneda Airport on September 26th and it was all a bit of a rush. Having left China only the day before, I arrived back in Osaka, only to head for Tokyo. Ms Shimizu was at the airport and had a case for me to deliver to Kitada San. I apologized for being late- and was on my way. 

This was the first time that I’d been to the Haneda International Airport. What I saw impressed me although this time I really didn’t have much time to look around.

My destination was Paris. I’d been there 20 years ago as a backpacker and remember the excitement there, as France had won the World Cup. Strangely enough I’m here for the 2nd time and of course France has just won it again. Is this just a coincidence – or some sort of miracle ?

On this occasion, I’m here in support of Kitada San and his Class 40 called KIHO, entered in the Route du Rhum – Destination Guadeloupe(RDR). I’ll be writing articles as a member of the JORA team.

Apart from checking out all the activity in our French home port of Lorient and assisting with preparation of KIHO, I’m keen to see if I can measure up to sailing the Class 40 with a view to future events.

Over the course of 20 years, I got married and increased my social responsibility, but my feelings are not so different from that time. Maybe I will continue doing such a crazy & cool things with my heart beating until I die.

After arriving at CDG Airport after a 12 hour flight I headed to the Press Conference feeling just like a correspondent. Meeting up with Kitada San, I also met Patrizia our French interpreter, Sakurada San a member of our team from Brussels and our photographer Yabe San.

I may have mentioned before that Kitada San had introduced the idea of me coming to France a while back. Other than being excited by the opportunity of making the trip, I was also challenged that one way or the other, I may get an opportunity of sailing solo across the Atlantic myself. Seeing as I have only ever done in-shore racing with a full crew, this was really beyond my imagination.

I guess the starting point for all of this came about with my involvement in helping deliver Bartolome to Melbourne for the Osaka Cup late last year. It opened up Ocean Sailing to me. Then of course Ian and George from the Osaka Cup organizing Committee, involved me in the media for this event. Thanks to them both for the opportunity.

Alongside this is the fact that as a member of OHYC, my home club, I was heavily involved in the arrival of the Melbourne Osaka fleet after their 5,500 NM journey.  Not only did I get to associate with these great competitors but I also mixed with the many family and friends who’d come up to see them. Following this, I have gained a new respect for the Ocean Racing community and wish to join this myself someday.

Now I have been given an opportunity by Kitada San to advance my experience by becoming a member of this team here in France. Beginning with the introduction to all this by Kei San, the skipper of Bartolome, I’ve started with no experience at all and will do my best in the challenge ahead of me.

I also am truly grateful to my family who give me the chance to follow my dream. Having spent some time in France now and watching the sailing community around me, I can see the start of my dream turning into reality.

I can only imagine the pressure that Kitada San faces. Like I felt during the Osaka Cup, this type of event is just not easy. Kitada San no doubt knew this when he became involved in The Transat and he is also challenging the next generation to join this community.

I see it as my responsibility to help increase the awareness of these events and increase the number of friends that surround it both in Japan and elsewhere. That’s my mission.

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ルート・デュ・ラム 2018 公式会見レポート(2018/09/27)

皆様こんにちは!
フランス・パリから陸上班の堀内がお伝えいたします。

本日2018年9月27日は、11月4日にスタートするルート・デュ・ラム( La Route du Rhum-Destination Guadeloupe(以下RDR))の公式会見があり、サン・マロからカリブ海に浮かぶフランスの海外県グアドループまでの3,500マイルオーバーのソロレースに参加する124名のスキッパーがステージに立ちました。

Class40 スキッパー紹介

Class40 スキッパー紹介

 さて、今回の深みのある写真を見て、皆様は「いつもとは雰囲気が違うな」とお気づきになられたかと思います。

それもそのはず。日本の誇るマリンフォトグラファーの矢部洋一氏が、サントロペの撮影に向かうタイトなスケジュールの中、パリに立ち寄ってくださり光栄にも私たちの撮影をして頂くことになりました。矢部様ありがとうございます!

それでは早速、現地の模様を時系列で見て行きましょう。

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朝10時頃会場となるセーヌ川沿いのradiofranceに到着。北田氏を囲んでベルギーからわざわざ応援に駆け付けて下さったJORAヨーロッパスタッフの櫻田さん、パトリッツィアさんと一緒に記念撮影

会場のrediofrance前で記念撮影

会場のradiofrance前で記念撮影

貴帆チーム記念撮影

貴帆チーム記念撮影

2016年のThe Transatに続く2度目の大西洋単独横断に挑戦する北田氏。前回は英国プリマスから米国ニューヨークまでの挑戦でしたが、今回はフランスで最も有名な大西洋横断ソロ(シングルハンド)レースであるRDRに挑戦です。しかも今大会は記念すべき40周年。11ヶ国から6つのフリートに124人のソロ(シングルハンド)スキッパーが11月4日のスタートラインに立ちます。

その中でも北田氏が出場するClass 40は53艇のエントリー。同一クラスでこれだけの艇数が大西洋を舞台に競い合うというレースに出るというのは、ちょっと筆舌に尽くし難いほどの規模ですね。全艇が一斉に並ぶスタートが楽しみで仕方がありません。

北田氏2度目の大西洋単独横断チャレンジ

北田氏2度目の大西洋単独横断チャレンジ

貴帆が仏国ロリアンに拠点を置いて3年、まさに継続は力なり。フランスのトップレーサーたちが親しく声をかけてくれます。いつかこの舞台に日本人セーラーが何人も挑戦し、日本のヨット界を盛り上げていけたらと夢は広がります。

JORAが目指すもの。それは日本人ソロ/ダブルハンドセーラーが世界の舞台で挑戦することを継続可能にする組織づくりにあります。その為にも今回のキャンペーンを成功させることはとても重要になります。

フランスの友人達と共に

フランスの友人達と共に

Class40協会会長でRDR参加セーラーのHalvard Mabire(左)、 同じくClass40セーラーのMiranda Merron(中央)と

Class40協会会長でRDR参加セーラーのHalvard Mabire(左)、 同じくClass40セーラーのMiranda Merron(中央)と

トップセーラーたちが集合

トップセーラーたちが集合

 開場前に英語同時通訳のヘッドフォンを借りることに。「日本語も対応してくれるようになる為には、一人二人ぐらいの出場では足りね~な~」と北田氏。そうなれたら本当に素晴らしいことです。

ステージ上の北田氏

ステージ上の北田氏

いつかこの場に数人の日本人セーラーを

いつかこの場に数人の日本人セーラーを

最後はソファーが宙を舞い大団円。全てのセーラーの無事と成功を祈って。

ソファーが宙に舞う

ソファーが宙に舞う

Good Luck & Fair Sailing

全てのセーラーの無事と成功を祈って

カップと共に記念撮影

カップと共に記念撮影

最後にClass 40 スキッパーの入場シーンをご覧ください。

11月4日のスタートまで貴帆を密着サポートして行きます。次回レポートもお楽しみに!

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La Route du Rhum-Destination Guadeloupe 公式サイト

Class 40 公式サイト

鈴木晶友さんインタビュー第3弾!

皆さん、こんにちは!
陸上班清水がお伝えいたします。

2019年に開催が予定されるMini6.50クラス艇による横断レースMiniTransat2018への参加を目指しているJORA会員の鈴木晶友さんが6月に行われたシングルハンド&ダブルハンドの2レースを完走し、日本に無事帰国をされました。
レースを終えた鈴木さんにJORAフランスStaffのパトリッツィアさんが心境を伺いました。

ドゥアルヌネの表彰式にて

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MiniTransat2019に向けての準備-その2

 6月30日(土)MiniFastnetレースが終わり、表彰式の幕が閉じると共に、LENDUR(pogo2)での2019年Mini-Transat参戦を見通した鈴木さんの準備第一過程が終了しました。船を保管し、JORA倉庫に荷物を預けるためロリアンにいらした鈴木さんにインタビューをしました。

パトリッツィアさん(以下:P)
まず、MiniFastnetの完走おめでとうございます。このレースには珍しく天候に恵まれ、みなさん良いコンディションでセーリングすることができたのではないでしょうか?しかし、簡単なレースという訳ではなかったかと思います。レースはいかがでしたか?

鈴木さん
ありがとう。まずはじめにMini Fastnetを無事にフィニッシュできたことをとても嬉しく思うし、応援してくれた全ての人に感謝します。
Mini Fastnetの前にMAP(220マイル)に出場したけど、Mini Fastnetは全くジャンルの違うレースでした。
沿岸部をシングルハンドで走るMAPに対し、Mini Fastnetはダブルハンドで海峡を横断するレース。
コースの選択肢も増えるし、24時間セーリングに集中し続けるMini Fastnetは少し油断するとすぐに順位が落ちていく。そんなレースでした。そんな中でもコスキッパーのNoelとは常にお互いを信頼できる関係でいられて、このレースを無事にフィニッシュできたのは彼の存在があったおかげです。
天候に恵まれたレースでしたが、後半は30ノットオーバーのアップウインドで、かなりプッシュして船を走らせました。もっとヘビーコンディションで乗る機会がこれから必要だけど、今回のセーリングでさらにLENDURのことがわかったし、信頼できるようになった事が嬉しいです。

P
数日後には日本に帰国されますね。LENDURにお別れをする時期が来たようです。
やはりお家に帰れる事は嬉しいですか?

鈴木さん
正直、いまは日本に帰りたくないというのが本音です。
4月に初めてフランスに来た時は、今の心境とは正反対で、「なんでこんなこと始めてしまったんだろう」「早く帰りたい」と不安に思う日々でした。
そんななか、多くの出会いがあって今年の目標(MAP & Mini Fastnetフィニッシュ)を達成することができて、いまはもっとLENDURと一緒にセーリングしたい!と感じます。
実は7月後半にLes Sablesという2,600マイルのレースがあって、MAPやMini Fastnetに出場した多くのセーラーはこのレースに出場します。
Mini Fastnetをフィニッシュしてから多くのセーラーに、「マサもLes Sablesに出ようよ!」って誘われます。Les Sablesは2,600マイルと長距離だから想像を絶するレースだけど、このレースを完走すれば来年のミニトランザットのクォリファイが完了するんです。
日本で僕を待ってくれている人がいるから帰るけど、他のセーラーからLes Sables出場を勧めてもらえるまでなれたことが凄く嬉しいです。

P
そうですね。おそらく最後の3ヶ月は本当に忙しくされていたのではないでしょうか?
船に慣れ、フランスの新しい環境にも対応しなくてはいけない中、お一人でセーリングの準備をするということは簡単な任務ではありません。この2ヶ月の良い思い出と、辛かった思い出を教えてください。

鈴木さん
4月にフランスに来た時はどこに行けばどんなサービスが受けられるか、誰に相談したらいいか、何もわかりませんでした。
いまではJORAとも出会って相談できる人が沢山できたけど、最初の頃はとにかく物探しと人探しに時間がかかりました。雨のなか自転車でロリアン中を走り回っていた4月の思い出が今となっては笑えるけど、最悪の思い出かなぁ。
最高の気持ちになったのは、MAPをスタートした15分後です。4月から2ヶ月半、船の整備と練習に励んできたけど、他のMini6.50とセーリングしたことが実はなかったんです。
自分のセーリングスピードが他と比べてどうか、それはMAPスタートまで残した不安でした。スタートしてすぐに他の船と互角に走れるとわかったときに、LENDURにはじめて「ありがとう」って言いました。それと同時に、やっとこのキャンペーンのスタートラインに立てたんだって、まだフィニッシュしてないのにすでに感無量でした。

P
この次の段階としてはどのように計画をされていますか?

鈴木さん
次にフランスで本格的に活動するのは、来年の春です。
それまでフランスでセーリングすることはできないけど、海図や天気の勉強、パーツ作り、体力づくりなど日本でできることも沢山あります。
それまでは日本で真面目に働いて、お金を貯めないと・・・。

P
お時間をいただきありがとうございました。
幸運を祈っています!
またフランスでお会いできる日を楽しみにしていますね!

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JORA倉庫 in ロリアン

【GOLDEN GLOBE RACE 2018】

皆さん、こんにちは!
陸上班の清水です。

2018年7月1日(日)、フランスのレ・サーブル=ドローヌから今日のオフショアレースとしては信じがたいレースとなる「GOLDEN GLOBE RACE」がスタートしました。
フランスStaffのパトリッツィアさんより現地からのレポートが届きましたので、ぜひご覧ください!

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ゴールデン・グローブ・レース(Golden Globe Race):クラシックヨットによる世界一周

レポート:Patrizia Zotti

最新ジェネレーション艇が並ぶVendée Globeのポンツーンを見慣れた方々は、1週間前にレ・サーブル=ドロンヌのポンツーンに周辺を散歩しながら目にした光景を理解できなかったのではないでしょうか。
ロングキールボートに、ウィンドラダー、彼らのセイル、ハイパフォーマンスの船を目にすることに慣れた目には少し奇妙に映るかもしれません。

1988年以前に建造された11メートルに満たない18艇の小さなヨットたちは、Golden Globe Raceのスタートを切るためにレ・サーブル=ドローヌに集結しました。Golden Globe RaceはGPS、オートパイロット、AIS、レーダー、電子機器、パソコン、携帯電話を持たず、テクノロジーを持たないこのヨットでアシスタントなしの無寄港世界一周に挑戦するレースです。そしてこのGolden Globe Raceは先日7月1日(日)にスタートが切られました。Vendée Globeの先駆的レースであるGolden Globe Challengeからの50年を祝い、1968年の条件そのままで航海するのです。28歳から73歳と年齢も国籍も多様な18人のセーラー達はコンパス、六分儀、紙の海図の助けを借りてセーリングをします。船にはGPSやイーパブといったサバイバル備品が積まれますが、これらは固定されフィニッシュラインを切るまでロックされている必要があり、セーラーが使用した場合は失格となってしまいます。つまり、これらは危険に際した予防としての役割ではなく、実際に重大な問題や遭難が起きた場合の捜索援助のためだけに用意されているのです。

この世界一周は想像以上に異議が唱えられました。異議はフランスヨット連盟などによるもので、現代版安全装備の配備をしないということは自殺に等しいという見解によるものです。しかし、ヨットに情熱を捧げる者からは待ち望まれていました。私たちの世代はベルナール・モワテシエによって書かれた「La Longue Route(長い道);ただ海と空の間」のページをめくりながら育ったのです。ベルナール・モワテシエは1968年の世界一周に勝利するために参加したセーラーの一人で、現代社会の中にあるベルナール自身の魂を救うために航海の道を追い求めたのです。1969年4月12日、この9人の挑戦者のうち、ロビン・ノックス・ジョンストンただ1人が313日の大航海を経て世界で初めての無寄港世界一周を成功させました。この様な情熱を持った者達にとってJoshua(ベルナール・モワテシエの船)とSuhaili(50年前ロビン・ノックス・ジョンストンが世界一周を達成した船)が隣同士で並ぶ姿を目にするということは計り知れない事です。スタートの準備が整ったセーラー達の表情から冒険への渇望を読み取ることは、非常に刺激的です。
およそ35000人及ぶ観客(県庁調べ)に見守られる中、Suhailiの船上から放たれた号砲によってスタートが知らされました。79歳となったイギリス人船乗りロビン・ノックス・ジョンストンはSuhailiの上で、この60年代における歴史的レースGolden Globe Challengeの「レトロ」版Golden Globe Raceのスタートに立ち会ったのです。

 7月1日(日)には18艇中17艇がスタートし、イタリア人SkipperのFrancesco Cappellettiは準備が整わずレース運営によって与えられた7日間の中でのスタートを試みます。これらの小さなヨットでセーラー達は指向となる3つの岬(喜望峰、ルーウィン岬、ホーン岬)を通り、200〜300日を要する世界一周(およそ30,000マイル)をします。

公式HPはこちらからご覧いただけます。

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レ・サーブル=ドローヌから現地の様子が色鮮やかに伝わるポンツーン周辺のお写真も届いています。

パトリッツィアさん!貴重なレポートありがとうございました!!

 

【1000 milles des Sables】

みなさん、こんにちは!
陸上班がお伝え致します。

4月23日現地時間(フランス)14h02に14艇のClass40と2艇のMulti50によってスタートを切られた【1000 milles des Sables】!
第1回目の開催となるこのイベントはフランス、ヴァンデ県レ・サーブル=ドローヌを出発する、
・Class40
・Multi50
・Class40に所属しない39フィート以上のモノハル艇
・Multi50に所属しない39フィート以上のマルチハル艇
を対象としたシングルハンドのレースです。

レースはスタートしておりますが、現地時間4月24日に2度目のコース変更が発表された模様です。
当初のレースコースではフランスのレ・サーブル=ドローヌを出発した艇団はアイルランド海のファストネットロック灯台を目指し、その後スタート地に戻るコースでしたが、出港前日の23日、アイルランド海域に予想される強風や予期できない気象状況によりレース本部にて協議が行われコース変更が決まり、16艇のレース艇がスタートラインを切りました。
このコース変更によってレース艇はレ・サーブル=ドローヌからスペインのヒホン(Gijon)マークポイントを通り、Wolf Rock まで北上、レ・サーブル=ドローヌに戻る930マイルを競う予定となっておりましたが、金曜日に予測されるブルターニュの先端及びマンシュ県外洋の35〜40ノットの突風を含む30ノットの風と大波により2度目のコース変更が昨日発表されました。
すでにヒホン(Gijon)マークポイントを通過中の艇団はWolf RockではなくSud Blank de Guerande(ブルターニュ、ゲランド南方)に向かい再びヒホン(Gijon)へ南下、そしてレ・サーブル=ドローヌに戻ります。このコース変更によりレース走行距離は930マイルから970マイルになりました。

コース変更の背景には、多くの参加艇にとってシーズン最初のレースであるという点と、1000 milles des Sablesが2018年11月に開催されるRoute du Rhum-Destination Guadeloupeのクオリファイコースに認められている関係から新艇や初めての艇で参戦するSkipperも多いシングルハンドレースであるということが考慮されたようです。

今シーズンが本格的に始まっております!
貴帆は来月5月27日スタートを予定するNormandy Channel Raceが2018年第1参戦レースです!!
1000 milles des Sablesのレース情報はこちらから!

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