Normandy Channel Race(大吉レポート)
JORA公式サイトをご覧いただいている皆さま
初めまして!編集スタッフの大吉です。
本日は、JORA NEWS 第一弾として、
2017年5月14日にスタートするNormandy Channel Race(975マイル、ダブルハンド)にエントリーした「貴帆」の北田氏にインタビューしてきましたので、その様子をお伝えしていきます。
大吉:
北田さん、本日はよろしくお願いします。
さっそくですが、今年Normandy Channel Raceへの参戦を表明されエントリーしていますが、パートナーは決まったのでしょうか?
レースの豊富などをお聞かせください。
北田:
はい、よろしく~
結論から言えば、相棒は後藤浩紀(※)に決めた!
Jeanと帆走る予定だったけど、相談したら日本人チームで参戦するのが目標だったから浩紀とChallengeした方が良いと言ってくれた。
彼にはいつでも交代出来るように、今回は控えにまわってもらった。
ただ、浩紀じゃWeather・Routingは助けにならないな〜…
このレースは通過ゲートが幾つも設定され、作戦を間違うと干満の差がとても大きく、潮待ちしないとクリア出来ないゲートもあるらしい。
それに本船銀座の英国海峡を往復、ファストネットロック回航、春先の北大西洋の爆弾低気圧等々・・・
このTeamだと完走もできないかも?
できてもビリかもしれない!(笑)
大吉:
後藤さんと一緒にレースに出られたことはあるんですか?
北田:
ない!!
大吉:
えええ〜 いきなり相棒ですか?
北田:
うん、決めた!
大吉:
そうですか。
では、そこに至った経緯やエピソードなどをお聞かせいただけますか?
北田:
はい、
じゃぁ、ある夜会での会話からいろいろと…
≪ある夜会での会話≫
北田:
後藤浩紀との出会いってどんなんだっけ?
後藤:
北田さんが荷物を全部フランスに置いてきたから、函館で週末のレースに着るカッパが無いというので、「売るほどありますよ」って言ったんです。
北田:
そうだっけ〜?
・・・
何だか良くわかんないまま、不思議な流れで付き合いが始まったんだけど、
事情聴取をしていくとモス乗り後藤が、実はオーシャンレースに憧れていたとのこと!
もう少し、レースの話は続き…
・・・
後藤:
ロングはパールレースくらいしか乗った事ないんですけど、、、
北田:
じゃ、とりあえず練習やってみるべ〜
≪仏・ロリアンでの出来事≫
彼の行動は素早くて、ロリアンでの貴帆トレに自費参加してきた。
(カッパを売りつけに来たんじゃなかった!)
彼には、ヨット乗りには、たぶん重要な若さとバカさと勢いがある。
私の硝子の腰と、賞味期限切れで衰えつつある身体能力を補うパワーもスピードも十分ある。
Jeanとのトレーニングでは短期間でどんどん上達していき、あとはオーバーナイトを含む実戦トレーニング次第で、ダブルハンドなら1,000マイルくらい直ぐ出来るようになるなと感じた。
ただ、Weather・Routingや艇体、ギア類が壊れていった時の経験値が足りないので、今回は無理をしないで安全運転、完走を目指したいと考えている。
大吉:
なるほどぉ。
お二人の出会いのエピソードには、北田さんらしいセンスを感じいりますが…(笑)
ベテランとチャレンジャーのコンビは、未知の領域なんですね。
今回のお二人にとてもワクワクしますが、ぜひ安全第一で!!
レース楽しみにしています!
北田:
ありがとう~
大吉:
本日は貴重なお話し、ありがとうございました!
※編注:後藤浩紀氏…日本が誇るモスSailor
北田氏は、最初のClass40トレーナーのBeltranから「後藤を知ってるか」と聞かれたそうです。
「良くわかんないけど、なんか小っちゃいので飛んでる奴ね?」という会話がなされ、
実は、フランスでは後藤氏の独特な乗り方が流行っていて、「後藤乗り」と言われているそうです。
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Normandy Channel Race
http://www.normandy-race.com/
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