2018-07-02
鈴木晶友さんインタビュー第2弾!
みなさん、こんにちは!
陸上班清水です。
JORA会員の鈴木さんが、フランス時間の6月28日22時35分にLENDUR(JPN470)にてMniFastnet2018をNoel SHARPE氏と共に完走されました。
6月上旬ロリアンではドゥアルヌネへの回航を控えた鈴木さんにTrophée Marie Agnès Péron& MiniFastnet レースへの意気込みを伺いました。(鈴木晶友さんインタビュー第1弾!)
パトリッツィアさんがTrophée Marie Agnès Péron(以下MAP) のシングルハンドレースを無事に完走され、ダブルハンドレースMiniFastnetの準備をされていた鈴木さんをドゥアルヌネまで訪ねました。
今回はJORAフランスStaffパトリッツィアさんより届きましたMiniFastnetスタート直前の鈴木さんへのインタビューをお知らせいたします!
ぜひお楽しみください!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
MiniTransat 2019に向けた準備
レポート:Patrizia Zotti
MiniTransat 2019の参加資格を得るために、伝統的な220マイルのシングルハンドレース「Throphee Marie Agnes Péron (以下MAP)」と、有名なダブルハンドレース「MiniFastnet」への挑戦が始動しました。
MiniTransat2019に自身のPogo2(JPN470-LENDUR)での参加を夢見る33歳の日本人、鈴木晶友さんの大きなプログラムは今年初めから始まっていました。
MAPを先週完走し、鈴木さんは24日(日)午後5時のスタートサインを前にMiniFastnetの最終調整を行なっていました。
このドゥアルヌネとファストネットロック間600マイルのレースはmini6.50レースカレンダーの中でも伝説的なもので、MiniTransat出場を準備するすべてのセーラー達にとっては標準となるレースです。
ルートとウェイポイントの予習に忙しくしている鈴木さんに、ここ数日間とスタート前の心境を伺いました。
パトリッツィアさん(以下:P):
こんにちは、マサ(現地では鈴木さんがマサの愛称で呼ばれています)。mini6.50の世界で最初のソロレース完走おめでとう!初レースはどうでしたか?MiniFastnetのスタートまでの数日、今の心境は?
こんにちは、マサ(現地では鈴木さんがマサの愛称で呼ばれています)。mini6.50の世界で最初のソロレース完走おめでとう!初レースはどうでしたか?MiniFastnetのスタートまでの数日、今の心境は?
鈴木さん:
MAPが始まるまでは、自分にとって初めてのシングルハンドでの2オーバーナイトということで緊張していましたが、幸運にもこのレースを安全にフィニッシュすることが出来ました。本当にすばらしい経験でした。
キールに海藻が絡まるまでの2日間は確かに良いポジションでセーリングができていました、でも海藻を取ることができなかったんです。色々な方法で問題を解決しようと試しましたが、無理でした。ここから船は随分遅くなってしまいましたね。
ドゥアルヌネに戻ってきてからは、Fastnetに対する気持ちは完全に変わっていました。MAPのおかげで船に慣れることができたし、強風コンディションでもこの船を信じることが出来るとわかりました。そして何よりも、自分自身に対する自信が大きくなりました。自分がソロモードでもセーリングできることがわかったし、シングルハンドでのセーリングをすごく楽しんでいます。
もしMAPに参戦せずに、MiniFastnetが僕にとってMini6.50最初のレースだったとしたら、今感じているような気持ちとは全く違っていたんだと思います。
言ってしまえば、MAPを無事フィニッシュすることに成功することができたので、MAPレース前に想像していたよりもはるかにリラックスしているかな。
今はコースキッパーのNoel Sharpe(以下ノエル)と一緒にMiniFastnetでセーリングするのを本当に楽しみにしています。メインの目標は経験を積み、レース参加資格のマイルを稼ぐため、安全にレースを完走することです。でも、もし可能ならもちろん良い成績を残したいです。とにかくMiniFastnetは僕にとって初めての海峡レースであり、初めての600マイルレースです。600マイルのレースの間にどんなことが起こるか想像もつかないので、様子を見ながらですね…
P:
シングルハンドレースから始めて、このMiniFastnetのような難しいダブルハンドレースに参加するのは、意欲的で厳しいプログラムではないですか?
鈴木さん:
はい、その通りです。僕の目標は次の2019年MiniTransatのスタートラインに立つことです。そのための経験と参加に必要なマイルを積み上げたい、でもそれ以上に可能な限りシングルハンドでセーリングをしたいんです。
僕はMiniFastneでノエルとのセーリングを楽しみにしているし、一緒に楽しみたい。それに睡眠リズムを試したり、必要な時にどれぐらい休めるかの訓練をする機会にしようと思います。MAPレースではなかなか試せなかったんです。60艇の艇団だったし、常に危険を孕んだ岸寄りをセーリングしていたので。
P:
ベストを尽くされることを祈っています。お時間をいただきありがとうございました。頑張ってね!
M:
ありがとう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【鈴木さんのレース成績】
Trophée Marie Agnès Péron
2018.06.14-2018.06.16
記録:1日18時間44分51秒
順位:47艇中30位(内フィニッシュ42艇)
MiniFastnet
2018.06.24-2018.06.28
記録:4日間5時間35分
順位:51艇中33位
ほかの記事を読む
2024/09/06
【World Sailing 認定】サバイバルトレーニング OSR 6.02, 医療トレーニング OSR 6.05臨時開催案内2024/03/17
JAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOW 2024出展2024/01/28
小笠原レース「船上のリアル」Part 32024/01/27
小笠原レース「船上のリアル」Part 22024/01/26
JSAF女性ネットワーク「第6回情報交換会」に参加して【吉富愛レポート】