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2018-07-05

【GOLDEN GLOBE RACE 2018】

皆さん、こんにちは!
陸上班の清水です。

2018年7月1日(日)、フランスのレ・サーブル=ドローヌから今日のオフショアレースとしては信じがたいレースとなる「GOLDEN GLOBE RACE」がスタートしました。
フランスStaffのパトリッツィアさんより現地からのレポートが届きましたので、ぜひご覧ください!

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ゴールデン・グローブ・レース(Golden Globe Race):クラシックヨットによる世界一周

レポート:Patrizia Zotti

最新ジェネレーション艇が並ぶVendée Globeのポンツーンを見慣れた方々は、1週間前にレ・サーブル=ドロンヌのポンツーンに周辺を散歩しながら目にした光景を理解できなかったのではないでしょうか。
ロングキールボートに、ウィンドラダー、彼らのセイル、ハイパフォーマンスの船を目にすることに慣れた目には少し奇妙に映るかもしれません。

1988年以前に建造された11メートルに満たない18艇の小さなヨットたちは、Golden Globe Raceのスタートを切るためにレ・サーブル=ドローヌに集結しました。Golden Globe RaceはGPS、オートパイロット、AIS、レーダー、電子機器、パソコン、携帯電話を持たず、テクノロジーを持たないこのヨットでアシスタントなしの無寄港世界一周に挑戦するレースです。そしてこのGolden Globe Raceは先日7月1日(日)にスタートが切られました。Vendée Globeの先駆的レースであるGolden Globe Challengeからの50年を祝い、1968年の条件そのままで航海するのです。28歳から73歳と年齢も国籍も多様な18人のセーラー達はコンパス、六分儀、紙の海図の助けを借りてセーリングをします。船にはGPSやイーパブといったサバイバル備品が積まれますが、これらは固定されフィニッシュラインを切るまでロックされている必要があり、セーラーが使用した場合は失格となってしまいます。つまり、これらは危険に際した予防としての役割ではなく、実際に重大な問題や遭難が起きた場合の捜索援助のためだけに用意されているのです。

この世界一周は想像以上に異議が唱えられました。異議はフランスヨット連盟などによるもので、現代版安全装備の配備をしないということは自殺に等しいという見解によるものです。しかし、ヨットに情熱を捧げる者からは待ち望まれていました。私たちの世代はベルナール・モワテシエによって書かれた「La Longue Route(長い道);ただ海と空の間」のページをめくりながら育ったのです。ベルナール・モワテシエは1968年の世界一周に勝利するために参加したセーラーの一人で、現代社会の中にあるベルナール自身の魂を救うために航海の道を追い求めたのです。1969年4月12日、この9人の挑戦者のうち、ロビン・ノックス・ジョンストンただ1人が313日の大航海を経て世界で初めての無寄港世界一周を成功させました。この様な情熱を持った者達にとってJoshua(ベルナール・モワテシエの船)とSuhaili(50年前ロビン・ノックス・ジョンストンが世界一周を達成した船)が隣同士で並ぶ姿を目にするということは計り知れない事です。スタートの準備が整ったセーラー達の表情から冒険への渇望を読み取ることは、非常に刺激的です。
およそ35000人及ぶ観客(県庁調べ)に見守られる中、Suhailiの船上から放たれた号砲によってスタートが知らされました。79歳となったイギリス人船乗りロビン・ノックス・ジョンストンはSuhailiの上で、この60年代における歴史的レースGolden Globe Challengeの「レトロ」版Golden Globe Raceのスタートに立ち会ったのです。

 7月1日(日)には18艇中17艇がスタートし、イタリア人SkipperのFrancesco Cappellettiは準備が整わずレース運営によって与えられた7日間の中でのスタートを試みます。これらの小さなヨットでセーラー達は指向となる3つの岬(喜望峰、ルーウィン岬、ホーン岬)を通り、200〜300日を要する世界一周(およそ30,000マイル)をします。

公式HPはこちらからご覧いただけます。

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レ・サーブル=ドローヌから現地の様子が色鮮やかに伝わるポンツーン周辺のお写真も届いています。

パトリッツィアさん!貴重なレポートありがとうございました!!

 

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