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2018-09-25

【La Route du Rhum-Destination Guadeloupe通信】

皆さん、こんにちは!
陸上班の清水です。

2018年11月4日にスタートするLa Route du Rhum-Destination Guadeloupe!
オフショアヨットレースの盛んなフランスで注目されるビッグレースですが、その注目の裏には様々なメディア戦略が繰り広げられています。

La Route du Rhum 2014-夜のポンツーン

今回はLa Route du Rhum-Destination Guadeloupe2018のメディア戦略について触れているClub Rhum-Groupe Télégrammeニュースレター#4をご紹介します。
フランスにおけるイベントの注目度がうかがえる内容となっています!
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日本語訳:JORA

Club Rhum-Groupe Télégramme
La Newsletter éco-businesse de la Route du Rhum-Destination Guadeloupe  #4

la Route du Rhum-Destination Guadeloupeのメディア戦略とは?

サン・マロには800人以上の記者が集う。レース運営はレースパートナーやレース競技者の国外同様フランスでのメディア効果を生み出すために様々な戦略的手段を用意する。

スポーツ、文化、政治、全ての行事の中でla Route du Rhum-Destination Guadeloupeの要はメディアによる役割だ。メディア報道がレースパートナー、レース競技者たちに対し結果を生み出している。今年の夏にVolvo Ocean Raceで勝利した仏・中チームDongfeng Race Team(OC Sportマネージメント)から来たイベントコミュニケーション管理を担当するジュリア・ユヴェは次のように話す。「Le Rhumは人気のイベントなので記者たちは自然と注目します。メディアはパブリック(観衆)がいるところに集まるのです。Le Rhumは珍しく、高貴なイベントなのです!」

そのようにレースはメディア効果面で重きを置かれたカテゴリーにある。2014年には220万人がサン・マロとポワンタピートルレースのヴィレッジに来訪、3700万ユーロに値するメディア効果を生み出している。もちろん、レース運営はTransat anglaise de 1976での伝説的記録と同じく、レース40周年開催となる本年度のイベントに2014年の数字を上回る効果を期待している。2018年度は124名のセーラーがスタートラインに並ぶ。レースのプレスサービスを担当しサン・マロで800人を超える記者たちを迎え入れる準備をするRivacomのプロジェクトリーダーであるヴァンサン・コムスは次のように説明する。「la Route du Rhum-Destination Guadeloupeはメディア効果において、量ではなく質に期待できます。」全体でプレス(報道)とのコミュニケーション連携に対応する人材は10人以上、レースを取り囲むコンテンツ全体(文章、オーディオ、ビデオ、写真、SNS)の制作に携わる人材はこの数に含まれていない。

運営はFrance Télévisions、Radio France、Le Télégramme(レースオーナー)Ouest-France、Journal des Entreprises、Le Figaro Nautisme…など数多くのメディア提携を結んでいるため報道の比重は平等ではない。France Télévisionsはレース前には20、レース中は30にもなる多様なショート番組、スタートとフィニッシュ時の生中継を確約している。「これらのメディアパートナーによってスポンサーに対しての露出が保証できます。またレーススタート時(15分)とフィニッシュ(20分)に関するテレビ信号は全てのチャンネルで使用権が無料です。」とジュリア・ユヴェは呼かけた。

2018年La Route du Rhum-Destination Guadeloupeの新たな見所の一つは国際的なコミュニケーション戦略を追求することだ。「今回ほど多くの外国人セーラーの参加は初めてです。2014年は全体の14%で、今年はフロートの20%を占めています。」よって、外国のメディアによる特別な注目がもたらされ、コンテンツの様々な言語化や旅行雑誌などが期待できる。「この戦略の目的は国際的なオーディエンスを狙うレースパートナーに役立つことです。レースのタイトルパートナーであるグアドループは特に観光部門はヨーロッパ市場や南アフリカ市場への関心を持っています。」とジュリア・ユヴェは分析した。

その他、今年の問題点としては記者達の任務とレースのコミュニケーションを複雑にする参加セーラーの数だ。ヴァンサン・コムスは次のようにまとめた。「スタートには多くのセーラーが集い、フランス人では11箇所と異なった地域圏から集まります。1つの話の中にもたくさんの話が詰まっているので、さらに発信させていかなくてはいけません!私たち大所帯のチームはそのためにあり、あまり知られていない競技者たちへのサービスですが、素晴らしいプロジェクトを提供しています!」
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Route du Rhum2014ポンツーンの様子

原文はこちらからご覧いただけます。

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